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  1. 大田区議会 2003-06-18
    平成15年 6月  中小企業緊急対策特別委員会−06月18日-01号


    取得元: 大田区議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-03
    平成15年 6月  中小企業緊急対策特別委員会−06月18日-01号平成15年 6月  中小企業緊急対策特別委員会 平成15年6月18日   午前10時00分開会 ○  委員長 これより中小企業緊急対策特別委員会を開会いたします。  本日は、理事者から配布されております資料説明、そして委員会として今後取り組んでいくテーマの絞り込みまで目標に定めていきたいと思います。よろしいですか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○  委員長 よろしくお願いします。  それでは、調査事件を一括して上程いたします。  理事者より配付資料説明を求めます。 ◎  産業経済部長 それでは、最初に私の方から産業経済部管理職名簿から産業経済部事業あらましの一部までお話をさせていただきます。  まず、資料番号の1でございますけれども、産業経済部管理職名簿ということで添付をさせていただいております。きょう3人出席をさせていただいておりますが、産業経済部には4人の管理職が配置をされております。一番下にあります伊東につきましては、産業振興協会の派遣になっておりまして、表にありますように企業支援グループリーダーということでございます。  それから資料番号2の方でございますが、こちらが産業経済部、それから財団法人大田産業振興協会組織及び事務分掌の一覧となってございます。  上の方に書かれておりますのが産業経済部でございまして、部全体で26人の職員構成をされているところでございます。部の中には課が一つございまして、産業振興課がございます。特命として副参事が置かれているという状況になってございます。係は4つ、管理係工業振興係商業振興係融資係という構成になっております。  下半分の財団法人大田産業振興協会組織図になってございますが、こちらの方は総勢49人の職員で動かしているところでございます。産業振興協会という表示の下の方に点線で囲ったところがございますが、職員構成内訳になってございます。区からの派遣職員が18人、あと固有職員契約社員人材派遣相談員と、これは非常勤のような位置づけになっておりますが、こういう構成になっておりまして、組織といたしましては管理グループ企業支援グループ施設サービスグループ勤労共済グループという組織になっております。こちらの資料については以上でございます。  それから、このグリーン色事業あらましでございます。資料の3でございます。冊子になっておりますけれども、2ページ目をお開きいただきますと「おおたプラン2015(大田長期基本計画)」に書かれております産業まちづくり項目を写したものを載せております。7ページが今年度の予算関係。それから8ページ目をお開きいただきたいのですが、15年度の事業あらましということで産業経済部と財団をあわせました形での事務事業執行方針と、今年度の目標、今年度の重点項目ということで記載をさせていただいております。  今年度の重点項目でございますが、一番目が構造改革構想推進ということで、ご案内のようにこの1月に国の方に提案をしたわけでございますが、現在の進みぐあいといたしましては企業者の方々との話し合いといいますか、企業者の置かれている状況企業者の方からお聞きをするところに進んできているということでございます。  2つ目創業支援事業ということで、羽田旭小学校の跡を利用してこの5月に立ち上げたところでございます。新分野あるいは新規創業される方を支援することによって、大田産業活性化していこうという目的で設立したものでございます。  それから、3番目の工業技術開発支援事業ということで、これも活性化の一助となるように、今までの展開だけではなくて新しい技術に取り組んでいくことによって、新たな需要を生み出していこうということで、これは補助をしているわけでございますが、こういう事業をやっている、取り組んでいるということでございます。  それから、産業再生戦略プロジェクトでございますが、この定例会の中でも委員の方から質問がございましたが、非常に仕事がなくて困っておられる状況というのがあるわけでございますが、何をどうしていったらいいのかというところがなかなか見えてこないわけでございます。区長も答弁しておりましたけれども、大田区としても妙薬を持っているわけではない。講演会、シンポジウム、勉強会等を通じて何かきっかけをつかむようなことから初めていこうということで取り組んでいこうとするものでございます。
     5番目が、商店街・個店活性化推進事業ということで、これは従来からやっているものでございますが、商店街にもシャッター商店街と言われるような状況が生まれている。客離れといいますか、お客さんがなかなか商店街に行かないという状況が生まれております。そういったことから地域の中での商店街ということで何か方策を考えていく。具体的には、イベントの促進あるいは商店街が合同でやられるようなものについての支援をしていくということでございます。  6番目でございますが、取引促進事業ということで、これは従来から受発注相談という事業をやっていたわけでございますが、そこから一歩踏み込んだ形で括弧内にもありますように、今までどうしても弱かったマーケティングの方にも力を入れる。あるいは、両方の求めるものをマッチングさせていくような形での事業促進を進めていこうということでございます。  ここには直接的には書いてございませんけれども、産業経済部と財団との役割分担でございますが、大田区の組織としての産業部は基本的には企画、計画を行う。それの実動をやっていただくのが産業振興協会の方であるという大まかな役割分担がございます。両方が協力し合う中で進めていくという部分もあります。個々の事業では、これはどっちという部分もないわけではございませんが、両方が協力して進めていくとご理解をいただければと思います。 ○  委員長 今、理事者から資料に基づいてお話がありましたが、そのキャッチボールをしているといろいろとあれですので、そうではなくてよく委員皆さんは勉強をしていただきたいということで、この流れの中でお聞きなさるのはいいと思うのですが、一応これは報告としてこういう状況ですよということの説明にさせていただきますがよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○  委員長 お願いいたします。  では、まず当特別委員会の今後の目標及び方向性というものをある程度認識していく必要があると思うのですが、そのテーマの絞り込み、そのテーマに沿って進めていったらどうかなと。ですから、そのテーマをどのようにつくっていくかということを各委員皆さんキャッチボールをしながら、次の一つ一つテーマをこなしていくという全体像の中で進めていければいいと思うのですが。  また、ご存じのように調査目標特別委員会を設置するときにきちんと文書で特別委員会設置動議が書いてございますけれども、それに沿った形の中でお願いできればと思います。今後のそうした施策を今理事者の方からもありましたけれども、この部が直接行われている事業とこの実動的な産業振興協会、それが体系的にどうなっているのか、個別的にそれが成果を得ているのか、そういうことも必要になってくるのではないかと思います。そうした中で、中小企業実態、そしてある程度の調査研究も必要でございますし、その中では大田区の中の商工会議所とか大田工連とか商連とか各団体等の動きを把握しておく必要もあると思うのです。  またこの中で、そういう状況の中でやはり一つ事業企業を営むのにはその血液になる、循環する金融関係ですね。そうしたものもやはり銀行とか信用金庫、信用組合、政府機関かまた保証協会がどんな動きでこれからなっていくのかということも多少触れるべきではないかと思うのです。  そんなことを含めながら、この1年間の設置された特別委員会の中で、ことし中には中間的な報告をできればいいなと思っております。もちろんその中には、その実態として経済構造改革特区の問題も連動して含まれてくるのですが、それに伴う視察、そういうものも範疇に入れながらお願いをしたいと思います。ですから、なるべく精力的に行いたいと思いますので、月に2回ぐらい委員会を、1回はキャッチボールをやりながら、また1回は現地視察をしながらその実態をつかんで、そして進めていく、このような考え方でいきたいと私は思っておりますが、方向性としてよろしいでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○  委員長 よろしくお願いをいたします。  では、各委員皆様方に当委員会に対する意見目標、そういうものをある程度この委員会に望むことにつきまして、きょう急に言われたからといってなかなかという方もおいでになるかもしれませんけれども、多少最初の指針というかそのテーマの1項目にもしていただきたいと思いますのでご意見お願いできればと思いますが。いかがでしょう。 ◆高橋 委員 やはり我々の立場は、区民の工業商業者の方々の声をいかに具体的に区の事業の中で反映させるかということだと思うのですけれども、大田区の20数億の予算では、やはり大田区の産業振興はできるわけがないので、都や国への働きかけが重要ですし、国際化を含めて観光事業とか大田区独自では無理だと思うのですけれども、また反対に現場をいかにこの委員会の中で中間報告とおっしゃっていましたけれども、具体的な事業として提案をし、実現できるかということの詰めをぜひやっていかなければいけないのではないかなと思うのですけれども。やはり現場を見ないことにはどうしようもないので、まず創業支援施設を具体的に見させていただいて、創業支援施設が今まで既存のあそこで新製品・新技術といいますけれども、ベンチャーの成功率は3%といっているぐらいで、なかなか身になっていくというのは難しいと思うのですけれども、やはり町工場商店を見ていると既存の商売や事業のあり方、これをいかに新しいものに商店工場アイディアと工夫で切りかえていけるかというそのソフトランニングみたいなのが大事なのではないかなと思っています。また、創業支援施設を見ながら具体的な提案を提示していける方向がよろしいのかなと思います。 ○  委員長 今、高橋委員からお話がありましたように、資料として中小企業緊急対策特別委員会の運営の検討、一部皆様方に、一応たたき台ですけれども配付させていただいております。ではこのことについて事務局の方で、北村係長説明をしていただけますか。 ◎  調査担当係長 それでは、私の方からこちらの資料番号1の審議事項についてご説明いたします。その審議事項の表の中には、審議の項目、それから項目が左側、右側の方にはどういったような具体的な策があるのかなということが書いてあります。それから、私の方では各審議事項のどういったところが問題であるのかとか、どういったところに必要性があるのかというところをお話したいと思います。  それではまず一番初めに、質の転換、高度化というところですけれども、ものづくりの需要というのは常に多様化し変化しております。そしてさらに高品質の製品が求められています。こうした需要に当然対応していかなければ、企業としては生き残ることができませんので、新たな技術、より高度な技術力を持つことが企業というのは常に求められていると。企業技術開発支援産学連携推進企業間やあと企業公的機関共同研究推進などの企業技術の質の転換、高度化に対する推進支援の必要があるというところです。  2つ目元気中小企業の研究というところですけれども、まず長引く不況の中でも苦戦を強いられている中小企業ばかりではなく、成長をしている企業もございます。それらの中小企業について研究し、どういったところで不況の中で元気なのか、調査研究して探っていき、その成果をこれから発展をする中小企業の経営に少しでも役立てばというところです。  3番というのは、融資制度の見直し。現在、中小企業に対する融資制度金融機関融資と、区を初め都・国など多くの公的融資制度が整備されているところです。しかしながら、公的融資制度については主体が先ほどいったように国と区、いろいろと複雑であったりして非常にわかりづらいというような問題がまず1つあります。それから、民間の金融機関につきましてはバブル経済崩壊後、多量の不良債権を抱えて金融機関自体の体力が相当衰えている。このため中小企業に対して貸し渋り、貸しはがしなどの実態が多く指摘されているところであります。また民間金融機関中小企業融資する際には、中小企業経営者個人の保証が求められるという実態がございます。こういった結果で中小企業が倒産した場合の経営者のダメージが非常に大きいという問題が起きているところもあります。  その次に、他との連携です。こちらについては、企業1社のみで活動していても、これからのニーズを発見することはなかなか容易ではありません。同業種、異業種の交流、それからまた産学官の異なる立場における連携、さらには他の地方工業都市との連携、こういったように他との交流、連携きっかけに、また内容に刺激を受けることによって新たなもの、新たな発想・技術を生み出していくきっかけとしていくことできるのではないかというところです。  次に、観光資源としての中小企業をというところです。観光協会の設立も近くに予定されているところです。大田区においても地域産業活性化において観光の果す役割の期待が高まっている。その中で産業のまちの大田区が持つ工場や区の施設、いろいろな現場があります。また、高い最先端技術のノウハウを持っています。そういったものを観光資源として利用して、地域の活性化を図れる可能性があるのではないかという項目でございます。  次に、羽田空港国際化についてでございます。最近、国土交通省が年内に羽田からソウルへのシャトル便運行方針を決めました。さらに、空港再拡張後の平成21年、2009年には中国や韓国などアジア中心とする近距離の国際線の就航の方針が決まったところでございます。当然、これによってビジネスチャンス、それから外国人観光客の増が見込まれております。羽田空港国際化がもたらす経済波及効果の研究をして、区の産業の向上の可能性を探っていくということでございます。  その次に、集客力を高めるために。集客力を高めるということですけれども、実際全国の商店街の中、大型店の進出に伴い苦戦をしているところもあるという話もありますけれども、逆にそういった大型店の進出になっても、よりにぎわいを増して活気が出ている商店街もあるようです。しかし、一般的に閉店した店ばかりが並ぶシャッター商店街という言葉も一方では最近生まれています。客が減る、売上が減る、閉店をする。そしてまた客が減り、売上が減り、また閉店をする。こういった悪循環が見られると。この悪循環を断ち切る方法、にぎわいのある商店街に復活する方法を探っていく必要があるのではないかというところです。  次は、経営改善のためにというところでございます。若手の工場主商店主が集まって互いに自主的に経営等に関した問題点を見つけ出して、アドバイスをし合うような自主的なグループがあり、実績を上げているという事例がございます。こういうように経営者が自主的に取り組む活動を始めていると。こういった取り組みについて研究し、またそういったことを支援していく方策があるのではないかというところです。  次に、後継者育成です。現在、若年層を中心としてものづくり離れの傾向が続いています。大田区の中小企業でも後継者の育成が困難になっているという状況が1つございます。この原因の1つとして若年期において、ものづくりの体験が乏しい、現場を見る機会が少ない、ものをつくる楽しさを知らない、こういったことが原因だとして考えられるのではないかと。今、私がお話したことにつきましては、緊急対策という意味合いからちょっと外れるところがあるかもしれませんけれども、現在東京商工会議所が行いましたアンケート結果でも、現在の中小企業については後継者が不足しているということが指摘されているところでございます。 ○  委員長 資料説明でございますけれども、先ほど高橋委員からご意見をいただいたのですが、そういうような形でこの資料一つの参考として、このテーマも絞り込んでいきたいと思いますので、ざっくばらんに皆様方の今までお思いになったそういう問題についてご意見をいただきたいと思います。 ◆小原 委員 いわゆる中小企業というのですか、いわゆる商工業の厳しさをいわれて久しいのですけれど、なかなか妙案といいますか、いい案がないのはこれはどこでも共通したあれで、内容というのですか、非常に複雑だと思うのです。単純な理由でだめになったというケースというのはないと思うので、それを複合的にいろいろ重なり合ってだんだん衰退してきているような気がするのです。そういう意味では、高橋委員がおっしゃったように、本当現場というか本当の苦しみをつぶさに聞かないと何となく、要するに今、中小企業運営検討ということで説明を受けたように、ご自分の努力不足でだめになった部分もあるでしょう。それから、後継者がいないということで改めようという意欲がうせているというケースもあるでしょう。それから、融資そのものが悪くてだめになるケースとかいろいろとあると思うのですね。だからそういう実態本当に細かく知る必要があると思います。  それと同時に、やはり現場の方、それから中小工業の会長とかそういうクラスとかよりも、もうちょっと中堅的なクラスの方との本当話し合いも私らとしては必要なのではないかなと思うのです。なかなかその会長というか代表が、必ずしも皆さんの声を代表しているとは思えないというケースもあるのです。ですから、そういった意味ではちょっと細かくなってしまうし、どこまで範囲を広げていいかということはあると思いますけれども、そういった本当実態を知るのであれば、そういう上の方のクラスの方とお会いするよりも本当に意欲があればそういう方にも参加できるような会を持てれば、本当の生の姿が聞けるのではないかなと私は思います。ですから、ぜひ、あまりただ広げすぎてしまうと何もしないで終わってしまうような一年間ですから、普通は原則としては月1回、ないしは多くても2回ですから、そう多くのことに広げてしまうと無理かもわからないですけれど、とにかくもうちょっと実態を知りたいなと私は思います。 ◆清水 委員 私も大田区だけの努力というのは大変厳しいものがあるのではないかなと思います。昨年11月だったと思うのですが、集会がありまして工連主催でしたか、そこにも行かせてもらったのですけれども、やはり本当に何とかしてほしいという声がそこでもありましたし、私も地元では一番聞くのは大手が海外に移転してしまって仕事がずっぽり来なくなってしまったとそういう例をたくさん聞きますので、いろいろ産業再生戦略プロジェクト講演会、こういうのももちろん大切だと思うのですが、特に大田区の場合には大企業の下請、孫請をやってらっしゃった方が非常に多いと思いますので、区だけの努力だけではなかなか難しいという部分もありますので、やはり中小企業庁への申し入れだとかそういうのも区独自として、やはりやっていかなくてはいけないのではないかなと思います。現場の声、おやじさん社長さん、社長さんといっても一人でやったり二人でやったりしている工場人たちの声をもっと聞くことも大事ではないかなと思います。  それともう一つ昨年、やはり工業フェアというのがPIOであったときに、それにも参加させてもらって、大田区の本当にすばらしいレベルというのを見せてもらったのですが、そこに参加した人が今ごろになって日暮里の方から仕事が来たという話を聞いたのですね。フェアが終わった後いろいろなところから話があったというのは、もちろん聞いていたのですが、また年が明けて今の時期になってもう何とか仕事をしてもらえないかという声があったなどという声も聞いて、やはり大田の力の水準を、レベルの高さをアピールするそういうのもとても大事だと思っています。  ちょっと私も勉強不足なので、勉強させてもらいたいと思いますけれども、やはり今、本当にきょう、あすどうしようという人がたくさん多くいらっしゃる。創業支援に入れた方、羽田旭小学校に入った方、たくさんの応募があったということですけれども、その数も大変大事だと思うのですが、もっと多くのきょう、あすどうしようという人たちの声もやはり聞くべきではないかなと思いました。 ○  委員長 ほかにございますか。 ◆藤原 委員 私も高橋委員小原委員と同じように、特に大田は3つの団体がありますね。団体というか、工連商連、それから東京商工会議所。こういうメンバーとの話し合いもやらないといけないだろうし、時によっては、今の国の平沼さんなんかにも直接この委員会として要望したり、また意見も聞いたりして、先ほど平野部長の方から出された今年度の重点項目の中をどれだけ支援できるか、この委員会としていろいろ研究して、そういうこともありますので、まずそういうこの現場というか大田区内でやっている方たちの意見も聞いて、それをどう反映させることができるかなと思いますので、大いに一つはそういう意味での懇談・調査もできたらなと。また、この委員会だからこそできるかなと思っているので、そういうことを私も思っています。 ◆水井 委員 とりあえず、この委員会で一年間をどういうふうに分けてスケジュールを組んでいくかというのが一番大切だと思うのですよ。だから皆さんが今言ったように商連工連、あるいは元気な企業とか、絶滅寸前企業とかありますから、それをどのくらいの時間を費やして何回ぐらいそういうところに話を聞くとか、調査をするとかいうことをして、そして最終目的は我々何をすればいいのかということを決めておかないといけないと思うのですね。提言をするのか、あるいは国にやってちょうだいということにするのか。だからそういうことをきちんと一年間のスケジュールをまず決めてから、皆さんの言ったようにいろいろなところに行って実態を浮き上がらせて、それで大田区内中小企業対策についてはどうしたらいいのかということと、あと提言だとかそういうことをやるようなのが最終目的にやっていかないと話があっちにいったりこっちにいったりすると、こういう項目一つ一つだらだらだらだら話をしていても私はよくないなと思っているのですね。だからそのスケジュールをぴしっとしてもらいたいなと。だからこの中で皆さんと話し合って、何回ぐらいをそういう調査にするのか、それからあと行政の仕組みが、例えば中小企業に対してどういうことがやられているのかとかいうこともひとつ出てくると思うのですね。それではこの辺をこういうようにしていったらいいのではないかという提言だとかいうことができるから、そのスケジュールを先にまず皆さんで決めてもらいたいのです。 ◆奈須 委員 今、水井委員がおっしゃっていたとおりだと思うのですけれども、この中小企業緊急対策というときに大きく分けると、やはり現在ある企業に対して何ができるかということと、それから起業という側面と大きく2点に分けて考えていったらいいのではないかなと思うのですね。現在ある中小企業に対して何かできるということでは、やはり金融面であるいは人材面でとか、先ほどおっしゃっていたような企業同士連携ですとかそういったものを産業プラザでやってみたりとかいろいろなアイディアがあると思うのですが、大きく既存のものあるいは起業とか、それから羽空などもこれから創設するという意味では起業の分野に大きく分けると含まれると思うのですけれども、そうした視点でとらえていってはいかがと思うのですがどうでしょうか。 ◆岸田 委員 私も水井委員が言われたように、最初まず、最終目的に何をやるかということを決めて、それからスケジュールを決めていった方がいいかと思うのです。そして私はまさに中小企業緊急対策ですから、緊急に今必要ということを考えると、例えば先ほども他の委員の方が言われたのですけれども、昨日も私は大森東のある企業に行って、その会社はもう成り行かなくなってもう整理するのだという中で原因は、第1点は先ほど清水委員が言われたように、まずは親会社がその製造の拠点をほかに移してしまったと。それからあと2点目は、これはもうバブル崩壊して金融機関が約12年以前に盛んに借りろ借りろと、逆に貸していたわけです。それで仕事がなくなった途端に金融機関が手を引いて、逆には貸しはがしの状況が今現在具体的にあるわけですから、私は中小企業緊急対策という中では、私自身が考えるのはまず金融支援かなと、新たな緊急的な対応としては大田区独自の金融対策というか金融システムをつくる必要があるのではないかなと考えておりますが。 ◆荒川 委員 いろいろなご意見がありますけれども、岸田委員が今緊急の支援対策としては金融面だということを、そのシステムづくりといっても私はこの一年間でこの委員会が果たしてそれができるのだろうかということが一番。できもしないことを一生懸命やってもしょうがないわけであって、やはりできることからまずやっていくということを考えれば、産業経済部として今現在立ち上げている部分、先ほど高橋委員から話がありました創業支援、そういう部分のまた延長線ですとか、この一年間で産業経済部自身がお考えになっているようなこと、そういうことを1つのベース、その中に例えば羽田空港の話があったりということがあるのかもしれませんけれども、先ほど水井委員が言われたようにスケジュールを立てて、要するに委員長が先ほど言われたように1カ月に2回ぐらい委員会を開いてというお話ですけれども、せいぜい20回そこそこしかできないわけですね。その中で何ができるのか、またこの特別委員会を設立させた意味合いを、やはり成果を出していかなければいけない。その成果を出し得る1年間で、ある意味1年間限定、これがまた引き続いて特別委員会を継続してということも考えられなくはないわけでありますけれども、できればこの1年間で委員皆さんとともに、大田区の今現在目指しているところ、いわゆるネガティブな部分ではなくてポジティブな部分で成果を出していけたら一番よろしいのではないかなと。いわゆる金融対策面だとか何だとかということになると非常に大がかりでありまして、システムづくりというのは、私は現状で特別委員会の中で論議し追いかけていくということは非常に不可能に近い話ではないか。むしろ常任委員会の方でそういう部分はきちんとやっていっていただいて、特別委員会の方ではどういう部分を私どもはやっていければ、1年間で成果を出せていけるのかなということを事務局の方で出していただいた部分をセレクトしていく必要があるのではないかなという感じがいたします。 ◆伊藤 委員 今、おっしゃったのもよくわかるのですが、ただ今現状ある金融のシステムを新しくつくるのは確かに時間的には難しいとは思いますが、今あるシステムがきちんとその目的どおり機能されているかどうかの調査ぐらいはする必要があるかと思います。そして、先ほどもお話に出ていましたけれども、私自身もずっと中小企業をやっていましたので、現場のことはある程度わかるのですが、そういう現場の民間人からしますと、やはり景気が悪くなったのはある程度役所のせいだとか、政治のせいだという言いわけをするわけですね。そして片や役所の方は、個々の店のだとか個々の工場の努力が足りないと。そういうお互い相手のせいになすりつけるような部分があるように感じます。ですからやはり全体の中でここは行政がやるべき部分、ここは個々の事業者がやるべき部分というものをはっきりと明確にして、この場では行政としてこういう形の、例えば技術の革新の協力とか支援とかという部分は行政が行うのだと。だけど実際に技術を向上させるのは、その事業者なのだという明確な線引きをする必要があると思うのです。例えば先ほどの商店にしても、売れないのはその品物が悪いのか、それとも売り方が悪いのか。高いいい品物を置いてあっても売れないのはなぜか。その辺で行政として何が支援できるのかというところで、例えば営業の機会だけを行政は与えてあげましょうと。そこに売れる品物を持ってくるのは、自分たちが努力をしなさいというそういうきちんとしたすみ分けができれば、その普通の事業者の方も努力目標みたいなものがはっきりとすると思うのですね。そういった提言が現場にとっては有効ではないかと思いますので、この委員会の目的の1つにそういう部分も据えていただけたらと思います。 ○  委員長 一通りご意見をいただいたのですけれども、つけ加えて。 ◆清水 委員 大田区議会だよりの特別委員会のところに、中小企業のこの特別委員会の趣旨調査目的ということで書かれているところが、もう既に区民のところに配られているわけです。大変期待の声もあります。そこに金融政策はもちろんのこと、新技術の開発、導入、雇用の創出などの支援策、区内地域の再生、活性化を図るための緊急対策を講じる必要があり調査研究しますと。結論というかすぐに1年間でこの委員会でこうなったとでき上がったものがというのではなくて、それに向けて調査研究していくという意味合いの要旨がここに書かれ、区民の皆さんのところにいっていることもありますので、ここでいう金融政策、新技術の開発、導入、創出、それをやはり目的としてこの委員会を形成しなければいけないかなと思うのです。 ○  委員長 荒川委員がおっしゃったのは、その1つのシステムを変更してやっていこうと、それはとてもではないよと。国とか都とかいろいろな行政の中で絡んでおりますので。そうではなくて、今伊藤委員がおっしゃったように、今金融がきちんと果たされているのかと、それに対する成果はどうなのかと。だから金融機関の姿勢とかそういうものに言及する部分というのは、結構インパクトがあるのではないかなと思うのです。 ◆荒川 委員 金融政策の面は、先ほど副委員長が言われたように、例えば国の方に大田区のいわゆる中小零細の現実を踏まえて要請を出していくだとか、また東京都に対して、また私どもの大田区における金融政策の欠落している部分、これはもう当然そういうことをベースにやっていく必要があるだろうと思うのですね。それは委員会の運動論としてやっていけばいいわけで、私は将来的な基礎固めといいますか、基礎の部分、ベーシックな部分で私どもがやれる部分が、今大田区にはたくさんその素材があるのだろうと思うのです。それを1つの成果、1年間で成果を出すというのは1つの大きな総仕上げを、西野区長が総仕上げと言っているけれど、その総仕上げをしましょうよという部分ではなくて、ベーシックな部分においてもきちんとした羽田空港国際化だとか、跡地の問題などということを先ほど奈須委員が言われたお話ですと、ベーシックな部分を今、手を打っておかないと大田区のカラーを私たちの委員会でこういうものを求めているのだというベーシックな部分をやはりきちんと確立していく必要があるのではないかと。それは1年間でそういう部分はできるのだろうと思います。今までのエアフロント・シティ21ですとか、それから臨空タウン構想があるわけですよ。それが、我々が区議会議員になった当初、大変古いお話であって、今の時代性にそれが果たして合っているのかどうか、そういう部分も含めてエアフロント・シティ21のプランだって、大変な予算をかけてプランニングしたわけであります。時間と経費をかけて。それが今の時代に果たして合うのだろうか。これからの羽田空港の跡地だとか、国際化という視点と乖離があるのではないか。今私どもが新たにそういうプランをやれる時期に、射程距離に入ってきたような気がするのですね。だからそういうものをベーシックな部分でつくりあげていくということも必要なのではないかなと。そんな意味合いで先ほど申し上げたのであって、金融政策そのものをやらないとか否定しているわけではなくて、それは緊急の課題として、当然のごとく一年間取り組むべきではないかと思っております。 ◆水井 委員 今さっき、スケジュールをというのは、もろもろのいろいろなものがあるわけですね。それを一つ一つ今ここで取り上げて、あれがいい、これがいいと言っていると船は進まない。中小企業のまず実態本当に知っている人がいるのですかというと、意外と一面は見ていても一面は見ていないというのがあるものですから、せっかくこういう委員会ですから、そのスケジュールをまず外に向かっていろいろな話を聞いたり調査をしたりする時間をまず決めてもらう。そこで本当に今緊急に取り組まなければいけないものが出てくるのか。あるいは将来に向かってどういうことがあるのかというのをそこで初めて浮き上がらせて、そして机上にのせて話をして、結果として出していくというスケジュールを決めてください。今、この場で金融でございます、その新しい起業でございます、事業を起こすのだとか何だとかということをここの今この時間でやっていても、また次のときに同じ話に絶対なってしまう。だから、まずそういうことをどういうふうにスケジュールを決めて、では実際にいろいろな大田区の企業に対して調査をしていく。あるいは工場に出かけていって話を聞くとか何とかとか。そういう中で、おそらく金融の問題とか、近代化の問題とか、跡継ぎの問題とかいろいろなものが出てくると思うのですよ。だから、それを決めない話ではないとここでいくらここでこうやっていても、ここでターゲットを決めて1年間やっていくという方法もあるかもしれないけれども、中小企業の問題というのは、本当にきちんとどこが病巣だから今だめなのだよというのを判断できるところというのはないと思うのですね。だから、国も中小企業庁なんてあってもわけがわからないのだから。だから、そういうことを我々大田区の委員会でせっかくこれをつくったのだから、そういうのを浮き出させてどうやっていくかということをやっていった方がいいと思いますよ。 ◆岸田 委員 今の水井委員が言われることは、そのとおりだと思うのです。ただ私はやはり第1回目ですから、各委員の思いというものを十分議論した上で、それでやはり現場に臨んで皆さんの認識をある程度一致させるという必要があるのではないかなと思うのですが。 ◆荒川 委員 現場論があるのですが、先ほど商店にしても工場主にしても我々知っているわけですよ。地域の中においては。ではそこでなぜ買い物をしないか、買いたくないから、消費欲がわかないわけでだれが見ても、それをまんじりともせず何十年もそれでよしとして仕事をやっているのですね。そういう方に改めてこうやった方がいい、ああやった方がいいと言っても、その人が代が変わらない限り変わっていかないということも、我々商店においても工場においても理解しているわけですね。つぶれるべくしてつぶれているという形が、やはり多い。バブルのときは作業服を着て銀座までお出かけになるような散財したような方々が、私の周りにたくさんいるからね。蒲田の町を徘回してですね。ですから、身分不相応なことをすれば必ず落とし穴がその後に待っているというのは、はたから見ていてもおもしろいことをやっているなとわかっていたわけですよ。そういう事業主のところにお邪魔してお話を聞いても愚痴しか出てこないわけで、世の中を恨む話しか出てこないで、我々がおしかりを受けるような、改めて行けばそんな部分しか出てこないので、やはり積極的にできれば取り組んでいるところに対して調査をかけていくというか、新しい大田区の産業方向性を見出していきながらも、我々が委員会としてやるべきところをこの1年間でやっていきたいなと思うのですね。この委員会そのものを誕生させた意味合いがあるわけでありますし、あえて1つ特別委員会をふやしたわけですから、そういう意味を踏まえて時間的な制約もあるし、やれる範囲のことがあるかと思いますので、できれば水井委員が言われるようにスケジュールをしっかりと立てていく必要が私はあるのではないかなと思うのですね。だから、1つのテーマでもって追いかけていっても、1カ月で断ち切れてしまう、3カ月で断ち切れてしまう。では次にテーマをということもあるかもしれませんけれども、どういう形でスケジュールを逆算して追い求めていく必要もあるのではないかと思うのですね。継続、継続ではないけれども。4年間一致ずっと継続していくような委員会ではないはずなのです、特別委員会というのは。うちの特別委員会は、緊急がついているから、やはり1年間である程度目に見える形の特別委員会をつくってよかったなという成果を生んでいきたいなと考えるのですけれどね。 ◆高橋 委員 私も今、清水委員融資制度の話も聞きましたけれども、ただ緊急の意味が今困っている人の火消しだったり、延命だったりそういうことではないので、この委員会は。これからやはり未来志向というか、先に向かって一歩を踏み出せるきっかけづくりを提案してあげるのがよろしいのではないかなと思うのですね。また、大田産業経済部に提案するのは議会で各議員が提案すればいいことなので、これはやはり東京都とか国とか最終フィニッシュの着地点はいかに引き出せる申し入れをするかということが最終着地点ではないかなと思うのですがね。 ◆小原 委員 私も金融の融資というと、必ず金銭的なことを注ぎ込めば解決するようなことを言っているのだけれども、例えば100万、200万つぎ込んだとしてもただ単に数カ月命を延ばすだけというのであれば、やはり65万の区民から預かった税金の使い方としては、非常に偏った使い方になってしまうと思います。ですから、個人的な同情としてはそういうことは結構だけれども、やはり私らの場合は、議員としてはちょっと冷静になって、先ほどから出ているようにそのシステムでどこか都合が悪いところがあったら、これは当然私らの範囲で変えられるところは変えるし、またいわゆる上部、東京都や国の方へどんどん意見として上げるのは、これは結構だけれども、やはり個々に困っているというケースはちょっと置いた方がいいような気がします。だからもうちょっと冷静になって、例えば金融のことだけを考えるのであったらちょっと違うのではないかなと思います。その現場に行くといっても、ただいきなり行っても先ほど荒川委員が言ったように愚痴だけ聞いて帰ってくるのでは、そんなことはそこら辺で飲んだり食べたりしているときに聞いている話を私らがわざわざ委員会としていくべきではないと思うので、そういう意味では1、2回勉強してからある程度絞って現場に出て行くという必要があるのかなという気がいたしますけれどもね。 ◆藤原 委員 今、金融問題とかいろいろありましたけれども、当然常任委員会の中に産業経済を扱うところがあるから、その中で大いに問題解決をするために頑張ることはあると思うのですけれども、私は大体年間計画でいくと3回ぐらいの、かつて産業ビジョンというのを大田区は8年ぐらい前に出したことがあると思うのです。それで一定のこの方向性を出して、ずっとこの間やってきているわけですよね。ですからビジョンまでいくかどうかは別としても、この委員会の中でいろいろとこの大田区内のいろいろなものを研究調査して、そうしたビジョン的なものが来年の1月以降に議論されるようなことになればと思います。そうなると大体大田区がやろうとしている方向も、今大田区の主な大体3つか4つの団体の意向も少しは反映されているはずなのです。こうやっていこうという。ただそういう意味でも私は現場というよりもそういう団体の声をまず聞いてみて、その中でこういうものが当てはまっているのかどうか、この検討課題が当てはまっているのかどうかを聞くと。やはり緊急特別委員会として、ものづくりとしてはやはり大田区は日本一だと思うのです。やはりそういうものづくりの日本一を発展させていくという方向で、みんながなるほど大田区議会の特別委員会はすばらしい、すぐにならなくてもそういう明かりが見えるかなというのが出せれば私はいいかなと思っているというのがあるので、例えば2カ月か3カ月はそういう声を聞いたりするとか、それからあとは集中的に1つのテーマを絞って議論して、最後にはそういうビジョン的なものが来年になったら、この委員会で議論できればという感じはある。先ほど水井委員からあった年間計画という問題には、そんな感じを私はしますけれども。だから1つは、次の特別委員会までに一定のものを我々持ち帰って少し研究もしたりしてこないと、きょうこの段階で議論できるものをすべて出し切るかどうかというのは、私も年間にしてももう少し勉強をしたいという気持ちがあるのですけれども。方向性は、私は賛成ですけれども。 ◆荒川 委員 副委員長が団体のお話しをされましたけれども、団体は各党予算要望のときに毎年毎年会っているわけですよ。その各種団体の話は、それぞれ各党で日常的に聞いている話をあえて私どもの委員会がまた改めてお会いをしてということは、これは先方にも大変時間の無駄というか失礼になるし、ではそこから何が見出せるのかというのが毎年毎年のお話とそれほど変わらないのではないかなと。一度ここにも出てきているような産学官というか、産学公というような部分で、ひとつ新しいいわゆる大田区でなければできないような話が芽吹いているわけですから、そういうものをもっと花を咲かせていくというような形、具体的な形で当委員会がどうお手伝いをしていけば、それが花開いていくのか、そういうようなことをやっていった方がむしろ1年間としては出てくるのではないかなと。ただ愚痴をお話する時間も我々も各団体から、そうすると、やれ何々の団体の話を聞かなければ、団体というのは数多くあるわけですからきりがないので、それだけで1年間を我々の委員会が費やしてしまうということになりかねないから。それも日常的に私は存じ上げていることであるから、あえて当委員会でやる必要はないのではないかと思います。 ◆高橋 委員 そういう意味では、異業種交流グループとか、また大学が参加しているということなので、よく大田のまちを歩いているというのは早稲田大学の教授とかいろいろな方がいらっしゃるので、大学との懇談というか、異業種交流グループとの懇談というのは、今までにないメニューなのではないかなと思うのですが。 ◆小原 委員 今、高橋委員が言うように、大賛成なのだけれど、要するにちょっと視点というか発想を変えないと、それは先ほど荒川委員が言って同じ人の意見をいくら聞いていても全然発展しないわけね。それで少しでも感覚を変えるためには、やはり違った意見が聞かれるような人たちが入った会がつくられればすごくいいと思うね。だから意外と人のことであれば、意外と冷静な意見を持っているかもわからないから、だから工業なら工業だけの人をやってしまうとそれだけの発想になってしまうから、意外と違った感覚で答えてくれるような会が持てれば私はいいと思うのだけどね。 ◆水井 委員 私はさっき現場と言ったのは、ちょっと私の話し方もよくないから勘違いされているのかもしれないけれども、その現場というのは何も今まであるような団体だとかそういうことを聞くということよりも、今そういうスケジュールが決まれば、どういうところの話を聞きにいって、どういう考え、どういう方向性があるのかとかという調査をそのスケジュールのこのときにやったらどうですかというスケジュールを決めてくださいと言っただけであって、どこそこの工連だ、商連だ、商工会議所だ、何だっていうのではなくて、そういうところも当然聞かなければいけないときも出てくるかもしれないけれども、要するにそういうスケジュールが決まったらどういうところに話を聞きにいきましょうか。例えば、新しい技術に取り組んでいるこういうところがありますよと。では、そういうところに行ってみようとか、学校ではどの程度産業に対して取り組んで勉強している、あるいは研究しているところがあるのかとかというそういうことも含めて私は言ったのであって、だらだらだらだらその経営者の愚痴だけ聞きにいくということを言っているのではなくて、そういうことをやってからいろいろなことをみんなで話し合う、いろいろな結果を出していこうではないかというのはどうなのですかということであって、堂々めぐりしないために言っただけで。 ◆藤原 委員 私はこの主に大田の3団体の皆さんの言うことを愚痴だと思わないのですよね。それはそれとして意見だと思うのです。やはりそういう団体があって、大田区もそうした団体といろいろなやりとりも行政側もやっていて、今日あるわけですよね。私は何も小さいところまですべて行けといっているのではないのです。そういうトップのところがあって、そうした人の意見をまず全体で聞いて、それでなおかつ必要があれば文字どおり優工場に行くとかいろいろなことができると思うのですけれども、私が思うのは町工場のおやじさんの一人一人の愚痴を聞くということではなくて、そういう団体が集約しているもので、大田区でどう反映させてもらいたいかとかあればそれは聞くということは、この委員会としては必要だなと私は思って言っているのであって、何か大田区内の全部の団体に、それから私は愚痴という言葉ではなくて、社長さんたちの皆さんの願いはそれはそれとして悩みであり、そういう要望であると思うのですよね。私はそう思うのです。 ◆水井 委員 そういうのを聞くなと言っているのではないのですよ。そういうスケジュールを決めて、どういうところに聞きに行こうかということ言っているだけであって、そういうことを今副委員長が言っているようにこういうのは悩みなのですよと、みんな悩みありますよ。だからそういうことをどこに聞きに行きましょうかというのをここで決まれば、スケジュールが決まれば、どうするというのはもうやぶさかではないわけですよ。それを全部遮っているわけではないわけだから、その辺を勘違いして聞いてもらっては困るということです。 ◆荒川 委員 水井委員が先ほど来言われているように、やはりタイムスケジュールが決まっているのだから、逆算して、せっかく事務局の方で我々の調査案件のものをこれだけどうでしょうかというのでつくっていただいているわけですから、これを絞り込んでクロスオーバーするようなこともあるかもしれないけれども、いわゆるタイムスケジュールを逆算しながらスケジュールを立てていくというようなことを作業的にやっていただいた方がいいと思うのですよね。  例えばこの秋ぐらいまでの時期をこんなふうな運営の仕方をしていくだとか、季節を打ってでもいいですから。  それはちょっと委員長また副委員長とご相談していただいて、理事者意見も聞いて、きょうはだからそれは出せません。こういう話の延長線でこうやりましょうよというのはなかなか難しいから、できればただ受身の理事者ではありませんので、優秀な理事者がおそろいだから、できれば当委員会でこういうことをやっていただければというご希望も当然あるだろうと思いますから、そんなことも含めて、それぞれ各委員がきょうご意見を出されていらっしゃいますから、それを総合して方向性を見出していただいて、次回の委員会でご提示をいただけたらなと思うのですが、きょうはちょっと難しいと思いますね。意見を述べる程度で、ということになるのだろうと思いますが。 ○  委員長 ただいま荒川委員から大体まとめのような感じで話をいただいたのですけれども、きょうはそういう意味で各委員皆さんのおっしゃるように思い、そういうものをお話いただいたのだと思います。そういう部分を集約しまして、そしてその中からまたこちらの方でも一応たたき台としてテーマを出させていただきましたけれども、そういうことで今後のテーマスケジュール、そういうものをあわせても20回、精いっぱいやっても20回ですから、ございませんのでその辺のスケジュールも組み立てながら進めさせていただきたいと思います。  それで次の委員会までにそれをご提案させていただくよう、また正、副委員長並びに理事の方にそのまとめをやらせていただくことでよろしければ、そのように精力的に次の委員会までに提示できるようなことをさせていただきたいと思うのですが。いかがでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○  委員長 よろしいですか。 ◆藤原 委員 1つだけ。先ほど高橋委員からあった羽田旭小跡の創業支援施設、もし次回の委員会のときに、もしそういうところに行けるのなら、行ければ、出ているから意見として。それでスタートして、その問題を含めて議論したらどうかなというふうに。 ○  委員長 その辺の問題につきましても、正、副委員長と理事の方にご一任いただいてスケジュールを考えさせていただくということで副委員長、よろしいですか。そのようにお願いしたいと思います。そうした意味では、視察を含めて検討等を行いまして、今年度の第4回定例会には中間報告をまとめていきたいと思いますので、委員の皆様のご協力をよろしくお願いを申し上げます。  では、きょうのところ、次にお諮りいたしますが、継続調査要求書の提出についてお諮りいたします。本臨時会最終日、議長あてに継続調査要求書を提出することでご異議ございませんでしょうか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○  委員長 ご異議なしと認め、そのように決定させていただきました。  次回の委員会の日程は7月11日10時と7月31日木曜日10時からということで決めさせていただきます。  では、以上で中小企業緊急対策特別委員会を閉会いたします。   午前11時15分閉会...